"FarbTube.com"

okapia2008-06-20

"FarbTube.com"
http://www.farbtube.com/
どこまでも広がるキャンバスにみんなでお絵かき。
誰かが描いた絵に手を加えたり自分の表現をさらに飾ってくれたり。おもしろい。
世界中誰でも手を加えられるので、ぜひ一度お試しあれ。
 
これを見ていて思い出したのは

ウェブ時代 5つの定理―この言葉が未来を切り開く!

ウェブ時代 5つの定理―この言葉が未来を切り開く!

↑で紹介されていたシリコンバレーのレストランの話。

テーブルクロスが紙でできていて、クレヨンがグラスに差して置いてあるレストランがあります。食事をしながらエンジニアたちが、いま夢中になっている技術の話、何年か先にできるはずの技術のことなどを話している。ワイワイ言い合って、数式やらフローチャートやら図面をいろいろ書きたくなるから、それ用にレストランのほうで用意しておくのです。食事をしながらも、技術のことが頭から離れない。みんなそのくらい、夢中になってやっている。

梅田望夫『ウェブ時代5つの定理』(p.123)

 
「原理から考えて、新しいものを自分でつくればいいだけじゃないか(p.125)」という熱に皆が突き動かされ、周りの熱が自分自身の更なる好奇心を生み出す真性理系人間が集まった環境。
一方で「技術の中身が理解できない文系の人間は、わからない部分をブラックボックス化して、ブラックボックスの意味を抽象的に理解しようと(p.125)」する。
文系理系の違いは、知識のジャンルが異なるというよりも発想の戦略の違い。他者、周囲の現象をどう自分自身に落とし込むか。そしてどのように昇華させるか。
 
それでも、何かを創造するきっかけは「誰かから何かから触発されて」という点で両者異ならないわけだ。
「モノを見て、それをつくった人の心がわかる――これぞ技術者の視点です。(p128)」
不特定多数の人たちの作品(?)を眺めていると、絵でも文章でも突き動かされるものがありますね。
何かが一般に公開されて、その思考過程や趣旨・本質を探りたくなる、沸き上がる好奇心。
何かに圧倒された後に生まれる、わくわく。
わくわくがわくわくを呼ぶ。
そんな環境に、わくわく。
 
誰かと熱心に話し合っていると、新たなアイディアが生まれることが多い。いろんな観点から分析し合って、時には紙ナプキンにもいろいろ書いたり。テーブルクロスは、まだやったことがないな。
 
人間の脳の広がりは無限。熱意だって無限。
無限を持った二人がぶつかれば、そこにうっすらとラインが発生する。
無限が境界で制限されそうになったときに生まれる大爆発、それがアイディアじゃないかなぁ。