「ロックDEお茶!/給茶スポット」

okapia2007-04-20

「ロックDEお茶!/給茶スポット」
http://www.yoshimura-pack.co.jp/cafe/
この頃、朝に煎茶を飲むのが習慣になっています。粉末インスタントの簡単なものですが、頭がすっきりしてなかなかです!面倒な茶殻も出ないので、一人暮らしでも気軽に作れますし。
 
お茶に関心が向いていたそんなときに見つけたのが、このサイト。
「ロックDEお茶!」というネーミングは、うーん…という感じであまり応援できませんが、かなりの気合いを入れて取り組んでいるようなので、自分もちょっと注目してみます。
「ロックDEお茶!」活動とは、「冷たいお茶をマイボトル(水筒等)で持ち歩く習慣を日本に定着させようとする全国運動」のこと。急須で入れた熱いお茶を、氷でいっぱいのグラスに一気に注ぎ込む。これが「ロックDEお茶」。
全茶連【全国茶商工業協同組合連合会】(初耳)という業界団体が、魔法瓶で有名な象印と一緒に、この4月から全国規模で取り組んでいます。某シアトル系コーヒーチェーンのように、人々がタンブラーを持ち歩いて、自然な形でいつも手の届くところに本格派コーヒーがある、そんな暮らしをイメージしています。
夏はみんなが飲み物を欲しがる季節なのに、日本茶専門店でお茶葉が売れなくなるのはいったい何故だろう…そんな疑問は、これまでのマーケティング戦略が欠落していたという、一つの単純な結論に繋がりました。コンビニや自販機では、夏冬問わず冷たいお茶が売られている。コーヒーチェーンでは飲み物が数百円で飲める。お茶葉だけならスーパーでも買えてしまう。茶店は、気軽に立ち寄れる人々のたまり場だったはずだ。そうしたたくさんの検討から、立ち寄った街角の専門店で、手作りのお茶を補給してもらう仕組みづくりが生まれました。
サイトを覗くと、ブログ形式で右側に都道府県名がずらーっと並んでいます。お近くの「給茶スポット」を探してみてはいかがでしょうか。
ただ、活動にそれぞれ若干の偏りがあるようで、自分の出身県はまだ表示されていません…。夏までかかって、活動がさらに展開されるのを待ちましょう。関東圏の店は、行けたら行ってみたい。それまでは、朝煎茶でガマン。
 
はっきり言って、斬新で強力な企画では決してないし、コーヒーほど簡単に広まるとも思えません。それでも、これまで何の対抗策も講じてこなかったお茶業界が、古い殻を脱ぎ捨てて、日本茶文化と本気で向き合おうとしている。日本茶復権を志すこの活動、目指す今年の夏にはどこまで発展しているのか、見物です。
 
(画像source:http://www.yoshimura-pack.co.jp/