なぜ、日本人は羊を数えても眠れない?
昔からの疑問。眠れません。
こんな考察を見つけました。
なぜ、日本人は羊を数えても眠れない?
…「眠れないときは、羊を数えるとよい」 と言われ、医学者までが 「単調なことを心に思い浮かべると眠気を誘う」などとお墨付きを与えるものだから、誰でも一度は試したことがあると思うのだが、医学者は医学の専門家であっても、比較文化学の専門家ではない。日本人は羊そのものをイメージするために、かえって脳に緊張を与えてしまうということを見逃しているのである。…
つまり、羊を数えているせいで眠れなくなる。
…ユーラシア大陸系の人間が羊を数えて眠くなるのは、羊をイメージするのが、バカバカしいほど造作もないことだからである。あのおとなしくて退屈で、ごちゃっと群れをなしている動物だということは、誰でも知っている。…
…大体において、ユーラシア大陸の人間は、羊を数えろといっても、まともには数えないのである。だって、同じようなのが、ごちゃっと群れているのだもの。だから、英語でも "sheep" は単複同形で、最後に "s" の一文字を付けるのさえ面倒なのである。
要するに、数えるのもアホらしい。あんまりアホらしいから、眠くもなるのである。残念なことに、日本人のメンタリティではこのプロセスが自然に辿れないのである。…
ユーラシア大陸系の人間にとっては羊は身近で馴染みが深い動物。
逆に日本人にとっては、牧場や動物園で見るぐらいしか羊との接点は無い。
というわけで、
…では、日本人は何を数えれば眠くなるのか。その答えは簡単だ。「お米」 である。
イメージの中で、お米を一升ほど山盛りにする。そして、端から数えるのである。「お米が 1粒、お米が 2粒、お米が 3粒 ……」
すぐにあくびが出て、ウトウトし始めるはずだ。
米か!それは退屈だろうなぁ……。お米数え1週間の刑でも嫌だもん。
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