『極限環境生物圏研究センター』

okapia2008-06-14

『極限環境生物圏研究センター』
http://www.jamstec.go.jp/xbr/
センター長の挨拶によれば、
極限環境生物圏研究センターとは、深海や地殻内の微生物や高等生物の研究を、

  1. どの様な生物がいるのか
  2. どんな特徴を持っているのか
  3. 地球環境とどの様に関わっているのか
  4. 我々の生活や産業に役にたつのか

といった観点から研究する施設、だそうです。
バイオテクノロジー開発や生物の起源…発展に寄与できる分野は数あれど、自分が感じる一番の魅力は、極限環境で生きる生物への純粋なロマン。
 
高温を好む「好熱菌」は、100℃を超えた場所で生きている。
あとは、高pHを好む「好アルカリ菌」、低pHを好む「好酸菌」、高NaCl濃度を好む「好塩菌」、高圧力を好む「好圧菌」。
などなどたくさん。
 
物好きな生き物もいるもんだと思いつつも、
 

ここで定義される極限環境とは、ヒトあるいは人間のよく知る一般的な動植物、微生物の生育環境から逸脱するものを指す。ヒトが極限環境と定義しても、本微生物らにとってはヒトの成育環境こそが「極限環境」となりうる可能性もある。

 
そうだよなぁ。「極限環境」ってのは人間の都合か。
 
人知を超えるものを畏れるのが人間。幽霊だって、宇宙人だって、こわい。
 
ぱしゃぱしゃ泳ぐこの海の先、水を隔てた向こうには、極限環境生物が確かに居る。
わけわからないものが怖いなら、彼らは十分、わけわからない。
 
あんたら人間だって…かな。ぐるぐる。
 
そんなお互い、ご近所さん。仲良くやろうぜ。