生活ほっとモーニング「夢の3シェフ競演」
生活ほっとモーニング(NHK 平日朝8:35〜9:25)
http://www.nhk.or.jp/hot/
で時々やっている「夢の3シェフ競演」という特集が超素敵。
NHKオンライン検索「夢の3シェフ共演」
http://search.nhk.or.jp/query.html?qt=%96%B2%82%CC%82R%83V%83F%83t%8B%A3%89%89&col=toppage&ws=0&qm=0&st=1&lk=1&rf=0&la=ja&charset=shift_jis&oq=&pw=100%25&qp=%2Burl%3Anhk.or.jp%2Fhot%2F
和食の中嶋貞治、イタリアンの落合務、中華の孫成順が同じ食材を元に、一人ずつ順にそれぞれのテイストをきかせて料理を作る。
…と、それだけなら普通の料理番組だが、「夢の〜」では、料理の真っ最中に料理人同士が互いに技術を語り合う。というより料理中に積極的に「茶々入れる」が近い。
「ん、どうして○○を入れるの?」「あーそういうことか!」「そういやイタリアにも似たようなものが…」「これに山椒ちょっとやってもおいしいね」「さっきと全然違う味になったね」「中国料理でいえば△△みたい」
のような感じ。作り手の一挙手一投足に疑問や意見や感嘆が飛び交い、プロ同士のやり取りがリアルタイムに楽しめる。
「料理の鉄人」みたいな「勝負」ではなく、自分自身の技術と食文化を純粋に魅せ合っている「発表会」的雰囲気。食べる時は食べる時で互いに思いっきり批評し合う。けなし合ったり、誰かを負かそうという空気とは違う。食べるのが楽しみで仕方ない、舌で見、舌で聞き、舌で感じているのがガンガン伝わってくる。
ある程度の番組台本はあるのだろうけれど、そんなものなんか凌駕してしまうくらいの激しい熱気。この人たちは「料理」というものが本当に大好きなんだなぁと微笑ましく、そして非常にわくわくする。
この番組を見ていると、やっぱり料理は魔法だなーと感じる。
一つの作法に百のうんちくがあって、一つの食材の活かし方は無数に存在する。こっちのアイディアはあっちのアイディアを呼び、さらなる高みを垣間見せてくれる。一流と一流の切磋琢磨には、国や文化を超えた奥深さがある。
録画しても観る価値アリ。月一ぐらい?
たまに再放送もやっているので、朝観られない方は是非そちらで!
料理人三人のお店はこちら。
新宿割烹中嶋
http://www.shinjyuku-nakajima.com/
LA BETTOLA
http://www.la-bettola.co.jp/
中國名菜「孫」
http://www.son-seijun.com/