『クリスマス・キャロル』ディケンズ

先日の『ヴェニスの商人』(cf:Apr.31, 2009

ヴェニスの商人 (光文社古典新訳文庫)

ヴェニスの商人 (光文社古典新訳文庫)

シャイロックから連想した、
スクルージの出てくる『クリスマス・キャロル』の話。

クリスマス・キャロル (光文社古典新訳文庫)

クリスマス・キャロル (光文社古典新訳文庫)

昨年のクリスマスの数日前(23日?)に急遽手に取った『クリスマス・キャロル』。クリスマスをまたいで過ぎてしまったら元も子もない!と、時間はあまり無かったのだけれど何とか25日夜までに読み切りました。<旬>を満たして自己満足?(笑)
しかし、ずーっと以前に別の訳で読んでいたことに読み終わってから気づく(゜ロ゜)
どおりで頭に馴染むわけだ。…でもおもしろかった!
 
スクルージと聞くと、自分はディズニーのキャラクター<スクルージ・マクダック>を一番に思い出します。

その次に『クリスマス・キャロル』の<エベニーザ・スクルージ>。
スクルージ・マクタッグすなわちドナルドのスクルージおじさんは持っているお札の番号をすべて覚えているほどのドケチなおじさんで、いつもプリプリ怒っていたように記憶しています。子ども心をがっちりキャッチするほどの印象深さだったのでしょう
 
思うこと、思い出すことでしか世界は変わらない。

このささやかな霊異譚において、筆者はある一つの理想を幽霊に託すことを試みた。登場する幽霊が、どうか読者の不興を買い、不和を招き、クリスマスの季節ひいては筆者に対する嫌悪の情を誘うことのないように。願わくは幽霊が家々に愉快を運び、みな人これを調伏せざらんことを。

クリスマスでなくてもいいから、自らの時のよすがとなるような一日を持ちたいものです。