『ラプンツェル』
「ラプンツェル!ラプンツェル!おまえのかみを、おろしておくれ!」
『ラプンツェル』は日本では『髪長姫』と訳されているグリム童話。2009年にディズニーが映画化するようです(仮題"Rapunzel Unbraided")。ちょっと興味を持ったので、備忘録的にまとめておきます。
http://www.aozora.gr.jp/cards/001091/files/42309_18060.html
中島孤島訳の『ラプンツェル』です。タダで読めるので、ラプンツェルをご存じない方はこちらをどうぞ。
- 野の花散歩 ノヂシャの解説
http://www.geocities.co.jp/NatureLand-Sky/5106/sub61.htm
そもそもラプンツェルとは何?という方に。ラプンツェルは「ノヂシャ」というオミナエシ科の植物。ヨーロッパでは葉っぱをサラダとして食べるそうです。どんな味だろう…。
http://en.wikipedia.org/wiki/Rapunzel_(2009_film)
日本語の解説が見つからなかったので、英語の方を載せておきます。公開前後には日本語版も充実するはず。
子の居ない夫婦がやっと子供を授かり、妻が、「魔女の家のラプンツェルが食べられなければ死んでしまう」と言いだしたため、夫は魔女の家にラプンツェルを盗みに入る。 夫は魔女に見つかるが、子供と引き換えに好きなだけラプンツェルを持っていっていいと言われる。 生まれた子供(娘)は即座に魔女に連れて行かれる。娘は入り口のない高い塔に閉じ込められ、魔女は娘の長い髪をはしご代わりに窓から出入りする。 王子がラプンツェルを見初め、魔女と同じ方法を使って塔に入る。魔女に隠れて逢瀬を重ねていたが、ラプンツェルの妊娠が発覚。ラプンツェルは荒野へ放逐され、王子は塔から身を投げ失明する。 7年後、子供と暮らしているラプンツェルのもとに王子がたどりつく。王子の目が治り、幸せに暮らす。
青空文庫を読むのも面倒な方は、あらすじだけでもぜひ。塔に閉じ込められた娘、という設定はゲームのドラクエ4のピサロとロザリーの話と同じ(ドラクエに興味のない方はごめんなさい…)。髪につかまって上る、って発想はなかなかすごいなぁ。どこかで目撃したらどうしよう…。髪の毛でできた縄はとても丈夫で高級品だった、という話を昔聞いたことがあります。
つまらない日常に飽き飽きして、いっそのこと誰かにさらって行って欲しくなる「ラプンツェル症候群」なんてのもありますね。
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(画像source:http://www.flickr.com/photos/20375052@N00/56092145)