大学生最後の大学

okapia2008-03-24

今日は卒業式の前夜祭。大きなホテルで執り行われます。
OBたちが集う校友会が主催しているとのこと。噂によれば、卒業直前に学生たちにアピールしてOB会費の集まりを良くしたいとか何とか。
どうにせよ、変わったイベントなので顔を出してみました。まずまずでした。平服で構いませんと言われたから、正装の学ランで行ってみたよ。
 
その帰り、夜の大学をひとりでうろうろ。
大学生として歩くのは最後なんだなーと感慨。
一番はっきりと思い出したのは、大学時代のことではなく受験生の頃のことでした。同じように見上げていた校舎が、違ったように見えます。
 
何にも言わない校舎さえ心ありげに見える今日(さようなら友よ)
http://www.hi-ho.ne.jp/momose/mu_title/sayonara_tomoyo.htm
 
卒業というのは、単なる巣立ちではなく自分自身を構築していたものからの脱皮。
これまでの自分が新しい目的地に向かうのではなく、新しい自分になって次の段階へと向かう。
そのための儀式であり精神的儀礼。ただ場所を替えるのとはわけが違う。
延長上に何かがあると考えていたら、それは卒業ではない。
新しい自分になれないなら、ずっとこの場所にいるか死ぬかの二択だなと思いながら、黒い空を仰ぎ見ていました。