卒業式

okapia2008-03-25

ようやく卒業式!
4年間は長かった。周囲がよく言うあっという間なんて本当かと思うくらいに、精神的に濃い4年間だったと思います。
 
自分の場合、良くも悪くも浪人していた頃にイメージしていた通りの大学生活(授業もサークルも)だったので、1年2年で満喫できました。期待通りにおもしろい人間がたくさんいたし、志に欠ける学生もやっぱりたくさんいた。平均点や中途半端が期待される大学じゃないのに。そこそこ75点を狙う人は、この大学に圧倒されて4年間が終わると思う。ただ、そういう人もああいう人も必ず混じっているのが、この大学の特徴でもある。
 
玉石混淆も爆弾的に規模を広げていけば、カオスの中から何かが生まれる。この大学は、少なくともその点だけは、他のどの大学からも負けないパワーがある。
世界をガラリと変えるのはそういう力だと思う、とも付け加えておきます。
これだけのカオスをこれだけの規模で撒き散らし続けてきた母校に、そしてその場に身を置けた運に感謝します。
 
いいかげんなことも百回つぶやいていれば本物になるってのは、本当だと思う。
5〜10までしか無いトランプより、1〜13はたまたジョーカーが何枚も混じっているトランプの方が、おもしろいってことだ。
 
 
全体卒業式は、うちの学部は1回目!全部で4回あるらしい。
盛大な雰囲気の中、校歌も友人と大きな声で歌って、満足。
卒業式の後はほぼサークル部室に籠もっていました。人混みにまみれるより、別れを惜しんで話している方が楽しい。各学部のプログラムが異なっているので、一カ所にとどまっていた方がいろんな人と会える、っていうのも大きい。
 
ただ、卒業証書だけは、規定時刻に学部棟に取りに行きました。
学部は相変わらずダメダメな学生整列だったけれど、友人と話しながら列につく。
 
いよいよ学生証と引き替えに卒業証書!と思ったら、1・2年の頃のスペイン語の先生でした。
決して嫌いじゃないのに、夢にまでうなされたスペイン語。1年の分を落として2年でやっと単位をもらった自分は、ぺこぺこしながら受け取る。
でも先生は顔を覚えてくれていたみたいで、人数が多いから普通はカバーと証書を別々に渡すのに、わざわざきちんとカバーに入れて卒業証書授与式を挙行してくださいました。自分は本当に恐縮していましたが、お心遣いが嬉しかったです!これからもスペイン語に触れる度に先生のことを思い起こすことでしょう。
 
無事に学士になれた後は、交流団体全体の2年生たちが卒業コンパを主催してくれました!
これも本当に楽しかった!4年間で一番わくわくした飲み会でした。
司会進行の要所要所で各サークルの新幹部たちが入り乱れて、オールスターを観ているかのよう。
うちの学年の主要メンバーも揃って、まるで昔の全盛期に戻った感じ。3年の幹部職や4年の比較的しっとりとした2年分をすっ飛ばして、一番自然体で過ごせた大学2年の頃に戻った感じ。
あの頃はみんな輝いていたなぁ。
後輩たちにもその一端が見せられて良かった。教師にでも反面教師にでもしてください。
 
1次会終了後の紺碧校歌も4年のオールスターリレー。
あのエールは忘れません。どうもありがとう。
 
2次会はおいしょおいしょで終了。
3次会もあっという間に過ぎて、4次会は大学近くでカップラーメンとシャンパン。
5次会は部室でアンパンマン占い。6次会うどんで、昼過ぎに解散。
 
つい2日前ぐらいまでは雨予報だったのに、卒業式当日はカラッと晴れました。
思い起こせば入学式も快晴。
別れの雨は縁起物でもあるようですが、行動しやすくて素敵な日和でした。
 
ばったばたの一日でしたが、非常に思い出深い卒業式でした。
あの入り乱れる感じ。あれこそがうちの大学です。
 
柔らかいカオスな中に一本通ったまっすぐな芯。
そんな人たちと話すのが楽しかった。
影響し影響され、芯はもっともっと磨かれます。
 
頂いた色紙やおしゃれ工房的写真立ては大切にしています。
もちろんペナントやお花やチョコレートもや八海山やチーズや金平糖も!
 
個人的に贈ってくれたメッセージも心にしみました。
大げさな話ではあるけど、少しでも誰かに気持ちを伝えられたのなら自分が生きていた甲斐もあるなと思ったよ。
とっても嬉しかったです。
自分は自分が持っているカケラしか渡せないので、どうぞ後輩たちに自分自身の4年間でつくったカケラを渡してあげてください。無理矢理にでも預けておけば、そのうち勝手に役立ててくれると思う(笑)
 
幸せな時間をありがとう。
この日々を糧にして、自分はこれからを過ごします。