みんなで決めよう。次の一手。
"CrowdChess"
http://www.crowdchess.com/
集合知(wisdom of the crowds)で戦うチェス。
参加者はランダムでどちらかのサイドに振り分けられる。
自分が最善手と思う手を手番毎に提案し、集団で討論し、一つの手を決定するために投票を行う。
最も集票力のあった手が実行される。
その繰り返しで対戦する。
おもしろい!
集合知vsコンピューターとか、集合知vsプロ選抜とかの勝負も観てみたいですね。
- 作者: ジェームズ・スロウィッキー,小高尚子
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2006/01/31
- メディア: 単行本
- 購入: 13人 クリック: 216回
- この商品を含むブログ (264件) を見る
こんな本もありましたね。奥が深い。
囲碁に「連碁」(同じ碁を複数人で打つ)なんてのがありますが、同じようなものかな。
ただし、その「複数人」が世界中不特定多数無限大の人々であることに意義があります。
これをスマートに実現できるインターネットにあらためて感心。
どういう戦略でいくんだろう。
先読み分担とか、はたまた完全な討論合戦か。
意外と弱かったりするのかなー。集合知。
チェスみたいに長期的な視座に立ちながら一手一手考えなければいけない勝負だと、集団で決定した場当たり判断がいずれあだになりそうな。民主主義のジレンマというか。
そのリスクを低減するための理性的で綿密な討論議論か。
「チェス」を「政治」に変えても通用してしまうところが背筋ぞわ。