ニンテンドーDSにアイがつく!

okapia2008-10-05

ニンテンドーDSiに「アイ」がついた本当の理由
http://business.nikkeibp.co.jp/article/life/20081003/172628/
DSを、携帯電話のように一人一台所有する時代を目指す。
Wiiは「We」でDSiは「I」。コンセプトを明確に打ち出せている商品は強いですね。

DSソフトのラインナップの層の厚さには、いつも感心させられます。さすが世界の任天堂
昔の名作の焼き直しが多いとよく批判されるけれど、焼き直し大いに結構。名作や古典が手軽に楽しめる世の中というのは恵まれています。今の本業界とも似ているかもしれない。
スーパーファミコンゲームボーイの過去のソフトが全て一つのハードでポータブルに遊べる時代も、そのうち来るんでしょうか。ぜひ来てほしい。
 
ただ個人的には、DSはちょっと重たすぎる。

機種名(新着順) 重量 発売年
ニンテンドーDSi 214g 2008年
ニンテンドーDS Lite 218g 2006年
ニンテンドーDS 275g 2004年
ゲームボーイカラー 138g 1998年
ゲームボーイポケット 125g 1996年
ゲームボーイ 220g 1989年

 
初期ゲームボーイと重量はほぼ同じでも、DSは両手で持ちにくい形状だから余計に重さを感じてしまうのかも。操作していて疲れる。本体を軽くするのはすごーくすごーく大変なんだろうとは思うけれど、機能を増やすよりももっと軽くてボタンが押しやすくてバッテリーが持つようにしてほしいなぁ。
 

ゲーム機を「自分のものだ」という感覚をユーザーに持ってもらう。そして1人に1台ずつ、ゲーム機を所有してもらう。それがニンテンドーDSiに込められた、任天堂の狙いです。そういう視点で見てみれば、ニンテンドーDSiに新規搭載された機能は、カメラ機能(つまり自分の撮影した自分だけの写真が本体に残る)にせよ、音楽再生機能(自分の好きな音楽を入れておく)にせよ、ショッピング機能(自分が選んだソフトが本体に記録される)にせよ、すべて「これは、自分だけの道具だ」と思わせるための機能であることが、見えてきます。
だからこそ、これは「DSi」という名前なのです。この「i」は、もちろん「わたし個人(I)」を想起させるネーミングでしょう。「わたし個人の DS」だから「ディーエス・アイ」。これは「Wii」が、「わたしたち(We)」を想起させるネーミングであることに呼応しているんですね。
ニンテンドーDSiとは、マシンの機能を変化させるのではなく、所有するユーザーの心の持ちようを大きく変化させるマシン。それによって「1人に 1台」を目指すためのマシンなのです。それが「ゲーム人口の拡大」に成功し、いまや「家庭にはニンテンドーDSがあるけれど、何人かで共有している」ユーザーが膨大な人数になったタイミングで投入されるわけです。今回のカンファレンスから読み取るべき最大のポイントは、そこにあります。

ニンテンドーDSi ホワイト【メーカー生産終了】

ニンテンドーDSi ホワイト【メーカー生産終了】

ニンテンドーDSi ブラック【メーカー生産終了】

ニンテンドーDSi ブラック【メーカー生産終了】

任天堂(NINTENDO)ブランドがどんどん強くなっていくのを目にするたび、松下電器は社名やブランドをパナソニックPanasonic)ではなく「松下(MATSUSHITA)」に統一した方が、ジャパニーズブランド的でカッコ良かったのに…とつくづく思ってしまう。アルファベットの大文字小文字はデザイナーに任せればいい。
松下幸之助の枠を超えたいとか?そんなの勝手に囚われずに、良いところは残して時代不相応なものは合ったものに積極的に変えて行けば良いだけの話。伝統は遺すものではなく、土台を自らで創り上げるもの。名前の問題じゃない。創業者や歴史がそっくり変わるわけじゃあるまいし。
「P」や「s」や「c」の破裂音の響きが外人さん好みなのかなぁ。んー。