地図はとっくに捨てた。道に迷うために。

okapia2007-04-07

よく道を尋ねられます。知っている土地でも、知らない道でも。老若男女、外国の方、問いません。そんなに自分は土地勘があるように見えるんだろうか。不思議。
特にこの時期は皆初めての場所を訪れる機会が多いせいか、あちこちに案内しています。さっきは徹夜明けでぼんやりしていたのに、迷える新入生に遭遇。急に話しかけられても、なかなか頭がまわりませんでした…。無事教えられて良かったけれど、尋ねてくる人にとっては何かが懸かった大事なことかもしれないので、もっときちんとしなきゃと反省しました。
ところで、インド人は道を訊かれたときに「何も答えてあげないのは失礼」と思うそうです。つまり、
「すみません。●●へはどう行ったらいいですか?」
「(かわいそうに。この人は迷っているのか。よく分からないけどたぶん…、)あぁ、あそこの角を右ですよ」
「ありがとうございます!」
…という感じ?(笑)もちろん、ますます迷い続けるのは自明。よくある国民性伝説ではありますが、インド旅行に関したブログなどを読んでいると、実際当たらずとも遠からずなよう。インド人のいびつな優しさと見るか、はたまた。
今日の記事のタイトルは、「島歌」を歌ったTHE BOOMより。mixiに、「あえて道に迷って探検」なんてコミュニティがありますが、道に迷っているときは一種ゲームみたいでわくわくします!
安心して迷える道ほど、自分を成長させてくれるものはない。
 
(画像source:http://viaud.blog16.fc2.com/blog-entry-284.html