ハシビロコウのまばたき

okapia2009-01-11

ハシビロコウという生き物をご存じでしょうか。アフリカに生息する、珍しい鳥。人間の子どもくらいのサイズはあって、鳥にしてはかなり大きな部類。
このハシビロコウ、一番の特徴は動かないこと。じーっとじーーーっと、独りぼっちで獲物を待ちます。目の前に獲物が来たり危険が迫った時に限り、ザザザっと激しく動きます。なぜか?狩りに出て獲物を探し回るよりも止まっている方がエネルギー効率が良いから、だそう(笑)基本的に獲物(サカナやカエルなど)は丸呑みなので、消化にもたくさんのエネルギーを使うそうです。
 
せかせか動き続けるより、じきに巡ってくるチャンスをひたすら待つ。
いろんな生き方があるものです。
 
友人にハシビロコウの噂を聞き、ついに去年、生で見てきました。
 
展示の金網に近づいてもめったに(というかまったく)動かない。そよ吹く風に羽毛がふわふわなびくだけ。
もしかしてまばたきもしないのかな……と思いきや、たまーにパチッと目を閉じる。
 
その瞬間を写真に撮ってみました!

こわい…けど、貴重な一枚です!
 

実際の寿命は解明されていないが、高齢になるに従い瞳の色が金から青に変化する。

だって。こちらも興味深い。
 
Flickrより。飛ぶハシビロコウ。こんな姿、自分は見たことがありません。