空のゴミに思いを馳せる

okapia2009-06-13

スペースデブリ特集の番組を観る。
地球の衛星軌道上を周回し続ける人工非活動物体(シャトルの破片やら何やらの宇宙ゴミ)は何万個にも上るため、世界の国々は対処に四苦八苦している。秒速8kmで諸方疾走する金属ゴミの数々。デブリ同士がぶつかれば砕け散り、数多くの新たなデブリを生む。スペースデブリをかいくぐってロケットを飛ばすのは銃弾飛び交う戦場を駆け抜けるようなもので、今現在地球の上空にある国際宇宙ステーションや衛星機器の維持の点からも非常に深刻な問題だ。このままではスペースデブリが天井になってしまい人類は二度と宇宙へ飛び立てなくなる、といった見解もある。
 
前から認知はしていたけれど、そろそろ本格的にやばいのかも。
プラネテス』の世界。

プラネテス(1) (モーニング KC)

プラネテス(1) (モーニング KC)

よく平気で若田さんを宇宙へ遣るもんだよなぁ…。
誰か回収してくれ!宇宙ゴミの収集日は何曜日ですか?
 
 
暗雲貫く光の束。それでもヒトは宙を目指す。



 
 

目で見る『月の光』

ドビュッシーを聴くと心の内側が柔らかくなった気がする。好きな作曲家の一人。
 
 



 
 
楽曲分析(アナリーゼ)なんていうと大仰な表現だけど、楽譜の世界にゆらり身を漂わせるのも音楽の立派な楽しみ方の一つだと思う。音楽的に精緻に読解、サウンド化できなくても、おたまじゃくしの並び方を「絵」としてぼーっと眺めてもおもしろい。図形で描かれた「図形譜」という記録手段もあるわけだしね。
 
一つの存在を異なったデザインに変換するって、やっぱりおもしろいな(May.25, 2007)。
 
 
ちなみに、ドビュッシーの作品の中では「版画(Estampes)」の「塔(Pagodes)」が特に好きー。


 
 

はぁはぁいいながら大学を語る。

自転車で走りながら学部長がWhy Chicagoを熱心に説く大学(街?)紹介ムービー。
 
 

 
 
おじさん使いの荒い大学だ。すてき。
学生が語るキャンパス紹介なんかはよく見かけるけれど、教授が体を張って案内してくれるものは珍しい。なんだか入学後も親身に学問の道へ導いてくれそうな気がしますね。
 
母校でもやってほしいー。あの教授にもぜひ!

新宿EPSON消滅…

okapia2009-06-10

新宿駅東口のEPSON看板が消えた。
 
新宿の「EPSON」ネオン広告消灯
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0906/08/news011.html
新宿カレイドビル屋上のネオン広告塔撤去のお知らせ
http://www.epson.jp/osirase/info090601.htm
 
がーん。
 
靖国通りの奥にどんとそびえる、新宿のボスのような存在だった。新宿といえば東口(個人的見解)、新宿駅東口といえばEPSONの大広告!というイメージだったのに…。
 
「撤去を決めたのは、エプソンブランドの国内認知度が同社調べで9割を超え『広告塔は十分に役割を果たした』ことに加え、省電力を推進し、CO2排出削減に貢献するため」…とは言うんだけどさー、結局は経済的なコスト削減のため、だよね。経営行動を自己正当化したいがために無理して環境問題を持ち出すこともないのに。もっと素直になろうよ(cf:Sep.21, 2008)。
そもそも「省電力」化したいのなら、光源を発光ダイオードにするとか普通のトタンの広告にするとか蛍光塗料にするとか太陽発電にするとか代替方法はいろいろあるわけだし。
また、企業として地球環境の問題に取り組みたいのであれば、広告打ってたっぷりと利潤を確保した上で、そのお金を使って環境保護に対して助成をしたり省エネプリンター開発に尽力したり、そうやって「大企業としてのやり方」で社会的責任を果たせば良いじゃないか。
それに、「広告塔の役割達成」についても、とても疑問。ニューヨークのタイムズ・スクウェアほどの権威は無いにしろ、華の大都会新宿のど真ん中で煌々と輝く巨大看板には、単なる社名宣伝以上の価値があったはず。使い捨てられない心に残る広告、という意味では、EPSONの大看板は東京の数ある広告の中でも群を抜いたものだった。名もない小企業じゃあるまいし、消費者に媚びたTVCMなんかに力を入れるよりも、ランドマーク化した自社の貴重なブランドイメージをがっちりと保持する方がきっと長期的な成功に繋がると自分は強く思う。「役割達成」なんて、軽く言い捨てられるもんじゃない。
一企業の広告が、都心の景観化してたんだよ?これはすごいことだ。
 
こんな素敵な存在価値を計れない経営戦略って何なんだろう。
もったいない、の一言に尽きます。
 
新宿「EPSON」最後の雄姿。

 
消灯の瞬間。今までありがとう。

 
1996年6月設置(横幅77.9m×高さ11.8m)@新宿カレイドビル屋上(通称大ガード横)

  • 6月5日:ネオン消灯
  • 6月7日:撤去作業開始
  • 7月19日:撤去終了予定

 

気配りのできる傘

傘が生きているかのよう。あらよっと!
江戸しぐさ」の「傘かしげ」の方がスマートではあるけど、梅雨時のわくわくに、このおりこうな傘ともすれ違ってみたい。かな。
 
 



 
 

年度変更のお知らせ

okapia2009-06-07

気分を一新したいのと年間予定の大幅変更もあって、6月始まりの手帳を新しく買いました。UNITED BEES柄のBuzzfelt製品。ビニールカバーのかかったブルーグリーン&チェックなA6サイズで、マンスリーカレンダーとメモ帳しか付いていない、機能的にとてもシンプルな子。
サイズが小さいからメモやチケットが挟みづらいのが玉に瑕?
これまではB6サイズのスケジュール帳を使っていましたが、もっと手軽に活用したかったので、今回は自己最小サイズに挑戦。週ごと、4日ごと、日ごと、時間or分刻みでの綿密な対応が必要な分はいつもウェブや別紙等で別途対応しているので、紙の手帳は思い切ってこのぐらいモバイルでもいいかなと。日常的に全体の把握を心がけるには、いつでもさっと開けて書き込める、手のひらサイズの紙マンスリーがちょうどいいです。
かわいい柄だし(笑)、すごーく気に入っています!一年間よろしく。
 
この手帳に名前を刻まれたい方は、希望の日にちを添えて、ぜひいつでもお誘いの連絡をくださいませ☆