パグが死んだ

okapia2009-06-14

昼前、実家の愛犬パグ(名前も「パグ」)の悲報を聞く。
老犬もすっかり板に付いていたので、連絡を受けてどんと落ち込んだというよりも、そっか…というしみじみとした気持ちになった。
 
いろいろな楽しい思い出はたくさんあるけれど、今何となく思い出したのは赤飯の話。自分が食べていた赤飯をパグに分けてあげたら、うまく食べられなくて顔中べたべたになっていた。見かねて掃除してあげようと床にこびりついた赤飯を取り上げようとすると、ふいに「カプッ!」と二の腕を噛まれた。あれはこのやろー(゜ロ゜)だったな。
 
画像は、二年ほど前のパグ。
風呂を嫌がるものの結局観念したようだ。
 
あなたと初めて会ったのは、小学校の頃。自分の友人が数人遊びに来ていた時だった。どうも「パグ」という種類の犬らしい…聞いたことのない音の響きが妙におもしろくて、「パグ」「パグ」呼び続けていた。名無しの犬は、そのまま「パグ」の「パグ」になった。
血統書付きの美犬。ジャーキー大好き、打ち上げ花火が嫌い。「お手」と「伏せ」と「待て」はできるようになった。ジャーキーを前に「待て」をさせられている時の悲しそうな表情は、ついついすぐに「よし」と言ってしまいたくなるくらいに役者だった。「パグ」ではなく他人の名前を呼ばれても、目をきらきらさせながら振り向いていた。(パグも自分も)ちいさな頃は、着ているTシャツの中に突っ込んで首だけ出させて一緒に自転車に乗ったこともあった。多少成長してから同じことをしたら、Tシャツからビリッという音が聞こえたので、やめた。迷惑そうな顔をしないでほしい。夏にスイカばかり食べたがったこともあった。一人で勝手に首輪を外して散歩してるんるん戻ってきたこともあった。乗せられた車の中はガタゴトしてちょっと居心地が悪かった。海辺を颯爽と駆け抜けたこともあった。猫やカラスにエサを盗まれたこともあった。番犬として門番を務め、扉に映る家族の影にわんわん吠え続けたこともあった。あれは勇気というより、たぶんこわがりだったんだと思う。でもそんなパグが好きだった。外に繋がれていても、さみしくなるとすぐに家の中に入りたがる。甘い声でくんくん鳴いて、家族の気を引こうとする…と思ってる間に戸を無理やりこじ開けて部屋に飛び込んでくる。彼は根っからのさびしんぼだった。
 
愛されていたパグ。天国で楽しい生活を。
生まれ変わるとしたら何になりたかったですか?
 
またどこかで会おうぜ。