エコバッグブームとレジ袋有料化の嘘くささ

okapia2008-09-21

エコバッグは何でもざくざく入って使い勝手の良い袋だーとは思いますが、あんまりエコでもない気がする。
大きな理由は、デザインに飽きたと捨てられるエコバッグが増えている点。ファッションの一部として急速に普及させたしっぺ返し?袋が何個もあっても使い切れないし、本当に荷物入るの?的な雑な作りのバッグも多い。これならポイポイ捨てられるのも当たり前。燃やすのも大変だろうから、環境への無駄な負担は増える。タンスの肥やしにしていたとしても、エコバッグは比較的厚手だから生産にはレジ袋よりもたくさんのエネルギーがかかるので本末転倒。
もちろん、一枚のエコバッグを大事に使っている方は素敵だと思う。そうでない人間の方が多いよねというだけの話。
ただ、「エコ意識の浸透」には寄与できたと思う。「ファッション」や「カッコいい」を「面倒」のオブラートにすることで、世の中は一気に変わるんだなと思った。外身が変われば中身も(そのうち)変わるかもしれない?政治的手法だなぁと感じている。
 
エコバッグは功罪いろいろだと思うけれど、レジ袋有料化には個人的に反対。
旅行にも使えるしゴミもまとめやすいし買物もしやすい。レジ袋有料化よりも、環境に優しいレジ袋開発に力を入れた方がよっぽど家庭や経済や自然のためになるんじゃないのかなぁ。
そもそも、何度も使えるエコバッグを推奨するなら、一回貰ったレジ袋を店に持参して何度でも使えば良いじゃないか!使えなくなったら生ゴミ入れにでも利用して、最後の最後にゴミにすればいい。わざわざエコバッグを購入(生産)しなくても、十分エコで便利じゃないか。
要は、レジ袋を用意するコストを下げたいっていう店側の理由なんじゃないの?「環境に無頓着な非常識な人」というレッテルをちらつかせながら、店の負担を消費者に一方的に押しつけているだけ。1回の買物で5円ぐらい?「全国の人から1円ずつ貰えば1億円」という子どもの想像を思い出せば、霧が晴れます。
あと、レジ袋でゴミを出せる自治体とそうでない所があるけれど、あれは何故?店で貰うビニール袋には「燃やしても有毒なガスが発生しません」とか書いてあるものも増えているのに。焼却炉の能力以外の理由がありそうに思うんだけど、何か業者や自治体の利権が絡んでいるんだろうか。
 
…なんかグチグチな文章。
巷に流行る「環境に配慮して○○!」という企業のコピーが、消費者に対する搾取に感じることが近頃多くて。
負担をしたくないわけじゃない。消費者に負担を要求しているくせにちまちまと偽善ぶる企業の態度が気にくわないだけ。
「経費を削減したいのでどうか負担をお願いします。不景気でどうしようもなくて……あ、環境にも優しいかもしれないですよ!一挙両得万々歳!ねっ!」とか、正直に言えばいいのに。
NHKのやっている「放送時間の短縮により半年でCO2何百トン削減!」とかね。くだらない。